建築材料~ガラスの機能と性能と種類【建築学入門】
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通信制専門学校の建築材料の授業で学んだことをまとめていきます。
今回はガラス編です。
[目次]
ガラスの機能と性能
- 安全性・・・衝撃に対する強度。人体に対する危険性の軽減。
例)合わせガラス、強化ガラスなど。 - 省エネルギー性・・・冷暖房効率を上げる。
例)熱線吸収・反射ガラス、複層ガラスなど。 - 快適性・・・防音、結露防止、視線コントロール。
例)複層ガラス、型板ガラスなど。
ガラスの主な種類
フロート透明ガラス
・板ガラス製品の基本。
・厚みが増すと青みが強くなる。
・用途は一般住宅や家具など。
すり板ガラス
・フロート透明ガラスの表面に砂を吹き付ける等をして不透明に加工したもの。
・視線を遮り、柔らかく光を取り入れる。
・汚れが取れにくく、水に濡れると不透明感がなくなる。
・用途は室内家具や間仕切りなど。
型板ガラス
・ガラスの片面にデコボコの型模様をつけて透視性をなくしたもの。
・くもりガラスのこと。
網入り板ガラス・線入りガラス
・ガラスの金網を挟み込んだもの。
・金網の役割は強度の向上と割れた際の破片の保持。
・用途は天窓や防火戸など。
複層ガラス(ペアガラス)
・2枚のガラスの間に乾燥空気を密封する。
・断熱、遮音、結露防止の効果がある。
・用途は一般住宅の窓など。
合わせガラス
・2枚のガラスの間に中間膜を挟んだもの。
・破損時のガラス破片の飛散防止、防犯効果がある。
強化ガラス
・板ガラスの3~5倍の強度。
・破損時に破片が粒状になる。
・現場での後加工は不可。
・用途はガラス戸やテーブルの天板など。
熱線吸収板ガラス
・ガラスに金属を添加したもの。
・日射線を30%~40%吸収。
・冷房効果を高めることができる。
・用途はオフィスの窓など。
熱線反射ガラス
・ガラスの表面に金属膜を焼き付け赤外線を反射。
・日射光線を反射し、冷房効果を高める。
・用途はオフィスの窓など。
Low-E複層ガラス
・複層ガラスの片側に特殊金属膜をコーティングしたもの。
・遮熱、断熱タイプがありエコガラスと呼ばれる。
・冷暖房効果を高める。
・最近の住宅に多く利用されている。
ガラスブロック
・内部が空洞のブロック状ガラス。
・断熱、遮音性に優れる。
・用途は住宅の装飾窓など。
感想メモ
覚えきれる気がしない。
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