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建築と書評と職業訓練のブログ。二級建築士の勉強してます。

建築概論~建築とは何か。ファッションとの類似性【建築学入門】

 もう卒業しましたが、建築学校で学んだことをブログにまとめていこうと思います。

今回はそもそも建築とは何か?を考える建築概論です。

建築はファッションに似ている?

建築は服飾、ファッションにとても近いものがある。

服は上着とズボンのバランスや色味、形などを全体的に考えて着るものを決める。

建物は壁・屋根・窓のバランスや通気性、安全性などを総合的に考えて設計される。

大昔、人間が狩りをして食べ物を得ていた時代、動物の皮を服にして着ていたが、住んでいる家も動物の皮で造っていた。家は服の延長だった。

気候に合わせるというのも共通点で、寒い所では厚着をして丈夫な家を造り、暑い所では風通しの良い服を着て、風通しの良い家を作っていた。

ファッションが気候・風土・流行によって変化していくように建物も変化していくことが読み取れる。流行り廃りがあるのはどちらも同じである。

服を着飾るのと同様に個性に応じた建物をデザインしていく。そこに材料や流行等を加味していく。技術の進化も建物や服のデザインに影響していく。

昔は雪が降る地域では、冬にはモコモコに着ぶくれて生活をしていた。今は日本国内レベルの寒さであれば、フリースにヒートテックで温かく快適に過ごせる。これが身近な技術の進化である。昔はとにかく着込みまくる以外に防寒の為に出来ることがなかった。

建物についてもそう。むかしは耐久性のために太い柱が必要だったが、今ではアルミニウムも構造体に使える。技術の進化がデザインの自由度も上げていく。

宇宙服やマスク等が大きくなった(シェルター化)したものが建物と言えるのかもしれない。

リフォームが可能・必要である点も同じ。補修することで用途・デザインの変更が出来、長く使い続けることができる。

逆に類似性が薄まってきている部分もある。

かつては、建築とファッションは国や地域によって特徴が大きく異なっていた点も共通していた。デザインを見れば何処の国・地域の物なのかが分かることが多かった。

しかし、ファッションに関しては今では皆が同じような恰好をしているように見える(国内に限っては。誰もかれもがユニクロ・GU・ファストファッションを着ている気がする)

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